Case Study Mastercamであらゆる加工に対応
- Mastercam
使用ソフト
インタビュー
早期の段階で5軸加工機、複合加工機、CAD/CAMシステムを導入され、確かな技術力を誇るファクトリーヒロ様。営業担当者はおらず「品質が何よりの営業」であり、「いただいた金額よりも良いものをつくる」という信条のもと県内でも屈指の加工屋として知られています。今回はMastercamを使用されて22年になる同社 代表取締役社長 中村様にお話を伺いました。
(2019年7月インタビュー)
お話を伺った方
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代表取締役社長
中村 洋史 様
導入の経緯
今から約22年前、Mastercamが日本の市場に出てきて2、3年の頃に導入しました。当時はまだ扱っているところも少なかったのですが、実際にソフトを見て良いなと思ったのと世界的に見ると1番売れていて、業界内でも度々話題に上がっていたので、丁度Windows95が出た流れで導入を決めました。
ソフトの拡張性が魅力で最初は2次元のMillから初め、3次元の仕事が出てき始めた頃にMill3Dへ拡張し、その後に複合加工機を導入したタイミングで多軸加工モジュールのMulti-Axisまでレベルアップしました。
使用状況
穴を1つ開ける場合でも、すべての加工でMastercamを使用してプログラムを作成しています。
工作機械が12台あり、作業者が自分を入れて5名、内4名はCAD/CAMの操作も可能です。プログラム作成から機械加工・検査・仕上げまでをこの人数で行っています。
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様々な機械が立ち並ぶ工場内
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V33i-5XB/MAKINO
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NMV3000/森精機
導入メリット
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思い通りのパスが作成可能
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的確でスピーディーなサポート体制
自分にとって一番使い勝手が良いのもそうですし、Mastercamはどのような加工でも対応できるできるところがいいですね。選択肢がたくさんあるので、時間と技術があれば思った通りのものに近づけやすいと思います。
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JAXA、国際宇宙ステーション向け部品
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防衛庁 戦闘機用部品
今後の展望
今はとにかく効率化を考えています。隔週休みだった土曜日を毎週休みに変更したことによって一人一人ががどうするべきか考えるようになったので、残業も減り作業効率が上がりました。ロボットを導入したので夜も機械は動いていますし生産性は以前よりも向上しました。働き方改革が叫ばれる昨今でもありますし、そういったことは必要不可欠になっていくのではないかと思います。
あとは、これまで通り高品質・高精度な製品をお客様に届けられるようにしていきたいですね。
Aiソリューションズに対して
5軸のポストプロセッサーをどうするか悩んでいたときに「それならAiさんが」と機械メーカー様に薦めていただいてからのお付き合いになりますが、特に技術面においては絶大な信頼を寄せています。いつもと設定を変更してプログラムを作成するときは少し工夫しないと良いパスが出ないのですが、そういう時にどうすればいいか的確なアドバイスをいただけるので助かっています。また、注文を受けてからの納期が大体1週間~10日ほどなので、メールを送ってその当日か翌日には返事をいただけるのもありがたいですね。間が空くとその分作業がずれ込んでしまうので、レスポンスが早いのも魅力的ですね。ささっと答えを導き出してくれるところがすごいなと思います。
会社情報
- 会社名
有限会社ファクトリーヒロ
- 所在地
鹿児島県日置市伊集院町清藤2110番地30
- 創業
1997年11月
- 事業内容
半導体・液晶・PDP製造装置部品、太陽光発電製造装置部品、2輪・4輪レーシングパーツ製作
航空宇宙関連部品製作
治具・治工具関連製作
バイクパーツ販売